Pineスクリプト インジケーター

初心者必見!!オリジナルインジケーターの作り方

このページで分かること

  • オリジナルインジケーターを作りたいと思ったとき、第一歩目を踏み出せるようになる!
  • 自分で書いた簡単なサンプルを、自分のTradingViewチャート上に表示することができる!

banyenです!

  • TradingViewに最初から入っているインジケーターだけだと物足りない
  • 自分の手法に合わせてインジケーターをカスタマイズしたい
  • TradingViewの無料プランを使っているので、表示しているインジケーターの数を少なくしたい

いろいろやっていると、上記のようなインジケーターに関する悩みが少なからず出てくるのではないかなと思います。
そう思ったときに、自分でインジケーターを作りたいと誰しもが思いますよね?

そんなときに、「何から手を付ければ良いのか」分からない方に向けて、基本的なところから画像付きで解説していきます!
コピペで使えるサンプルも用意していますので、実際に手を動かしながら見てもらえると嬉しいです!

インジケーター作成のはじめの一歩

まずはインジケーターを作成するための画面を出しましょう!

チャート画面下の方に、「Pineエディタ」というボタンがありますので、そこをクリックしましょう!
ここがすべてのはじまりで、オリジナルインジケーターを書いていく画面になります。

TradingViewのBasicプラン(無料プラン)を使っていると左下に広告が出てきます。
その広告と被る場所にボタンが配置されていますので、もしPineエディタボタンがない場合は広告を消してみてください。

画面下の「Pineエディタ」をクリック

作ったインジケーターをチャートに追加してみる

Pineエディタの画面を開くと、このようにエディタが出てきます。
ここにプログラムを書いていくことで、オリジナルインジケーターを作ることができます!

実はこの画面を開いた時点でサンプルのオリジナルインジケーターが完成しているので、チャートに追加してみましょう!

Pineエディタの右上にある「チャートに追加」ボタンを押してみてください。
そうすると、1〜2秒後にチャートが上下に2分割されて、青い線が表示されていませんか?

これがあなたが作ったオリジナルインジケーターです!!

簡単にどんな内容がサンプルに書かれていたかを解説します!
すごくシンプルですが、6行目の以下のコード1行だけで「終値を結んだ線をチャート上に表示する」ということが書かれています。

このようなコードを組み合わせていくことで、様々なインジケーターを作ることができます!

plot(close)

作ったインジケーターを修正してみる

では、このインジケーターを修正してみましょう!

お題は、「終値と始値をそれぞれ結んだ線をチャート上に表示する」です。

察しの良い方はだいたい想像ついているかもしれませんが、先ほどのサンプルに1行追加するだけで書くことができます!
以下にサンプルを記載しておきます。

最後の行に plot(open) と追加することで、始値を結んだ線もチャート上に表示することができます。
※線の色が同じ色になってしまうので、サンプルでは始値を赤で表示するように修正しています。

始値や終値

何気なく、始値はopen、終値はcloseというような書き方をしました。
このような最初から値が用意されている変数をビルトイン変数といい、計算等をしなくても最初から使うことができます。

また、ビルトイン変数は角括弧[]をつけることで過去のローソク足の値を取得することができます。
使い方は別のページで詳細解説していきますが、そういうことができるんだということを覚えておいてください。

■代表的なビルトイン変数

  • OHLCに関する変数
    基本的なローソク足を構成する値で、始値をopen、終値をclose、高値をhigh、安値をlowで取得できます。
  • 日時に関する変数
    現在のローソク足の時間をtime、現在の分をminute、現在の曜日をweekofyearで取得できます。

自分が使ったことが無いものも含めて他にもたくさんあります!
すべてを覚える必要はないと思うので、やりたいことを実現するために必要なものから順番に覚えていきましょう!

//@version=5
indicator("マイスクリプト")
plot(close)
plot(open, color = color.red)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まずははじめの一歩ということで、

  • Pineエディタを開く
  • Pineエディタの内容をチャートに表示する
  • Pineエディタでインジケーターを修正する

ということが出来るようになったと思います!

すごく初歩的な内容ですが、自分自身もこの繰り返しでインジケーターを作成・修正しています。
実際の中身については順を追って解説していきますので、ぜひ見て行ってください!

-Pineスクリプト, インジケーター