このページで分かること
- オリジナルインジケーター「MA Signal」の最新アップデート内容(v2.0.0)について分かるようになる
banyenです!
リリース当初から多くの方に使ってもらっていた「MA Signal」ですが、最近ではMA Signalのチームが出来上がるほどの盛り上がりを見せていますね!
インジケーターを作った側からすると本当に嬉しいですし、盛り上げていただいてありがたいです。
今後も、今までチャート上で見えていなかった部分が見えるようになったり、環境認識に統一性を持てたりと、便利になるインジケーターを作っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!
さて、この記事を書こうと思ったきっかけですが、
- そもそもMA Signalでやっていることが分からない
- MA Signalをいろいろカスタマイズしたいけど、どうすればいいか分からない
といった声がいくつかあったので、改めて仕様的な部分や便利な設定方法をユースケースごとに解説していければと思います!
MA Signalの基本仕様について
まずはMA Signalの基本仕様について解説していきます!
どんな動きをするのかの前に、設定できるパラメータについて触れておいたほうがいいかなと思うので、まずは各種パラメータについて解説します。
MA Signalの各種パラメータ
TradingViewのインジケーターでは、「パラメーター」と「スタイル」の2つが設定できます!
まずは「パラメーター」からです。
パラメーターでは、MAについての設定ができます。
例えば、MAを何本使用するか、SMA/EMAのどちらを使うか、MAの期間はどうするかを設定できます。
次に「スタイル」です。
パラメーターで設定した複数のMAをどう表示するかが設定できます。
例えば、MA自体を描画するかどうか、どんな色で描画するか、シグナルの色などを設定できます。
MA Signalの動き
上記のパラメータの内容を踏まえた、MA Signalの動きについて解説していきます!
大きく分けて「シグナル」の動きと「移動平均線」の動きがあると思うので、順番に解説します。
まずは「シグナル」の動きについてです。
シグナルとは背景色のことを指していますが、パラメーターのMAの欄でチェックを入れたMAがすべて上向き、もしくはすべて下向きの場合に背景色が付きます。
例えば、MA(1)で5分足のSMA 20、MA(2)で1時間足のSMA 20を設定したとします。
そうすると、MA(1)とMA(2)の両方が上向きの場合に緑、両方が下向きの場合に赤のシグナルが表示されます。
そこに、MA(3)として4時間足のSMA 20を追加した場合、上記に加えてMA(3)の向きが同じ方向のときにシグナルを表示されるようになります。
つまり、MA(1)〜MA(5)のチェックの数が多いほど、フィルターが増えてシグナルが厳選されるようになります!
次に「移動平均線」の動きについてです。
こちらは動きというほどでもないですが、v2.0.0でのアップデート部分のみ紹介させてください!
v2.0.0でのアップデートした部分がどこかというと、上位足のMAを傾きの色も含めて表示している部分になります。
従来のMA Signalだと、上位足のMAを設定していた場合でも、表示している時間足のMAが描画されていました。
例えば、5分足チャートに1時間足のSMA 20でMA Signalを設定していた場合、5分足のSMA 20が描画されていました。
そこを改善し、上記の例でいうと1時間足のSMA 20が描画されるようにアップデートしています!
また、上位足のMAを設定している場合、傾きに応じた色を表示できるようになりました!
これは以前に私がリリースした「Super Moving Average MTF」でも実装していなかった機能で、v2.0.0のMA Signalで初搭載の機能となります!
MA Signalのアラート
以前のバージョンから実装されていましたが、ゾーンが表示されたタイミングでアラートを鳴らすように設定することも可能です!
ゾーンが表示された最初の足が鳴るのみで、ゾーンが続いている場合はそれ以降鳴らない仕様となっています。
設定方法は以下の画像を参考にしてください!
MA Signalの便利な設定方法
最後に、MA Signalの便利な設定方法について3パターンから紹介します!
パターン1:すべてのMAが同じ傾きになったときにシグナルを出す
こちらは基本パターンですね。
MA Signalを1つチャートに追加して、使用したい本数分のMAを設定するとすべてのMAの傾きが同じ場合にシグナルを出してくれます。
基本パターンなので、画像や細かい説明は割愛させていただきます。
パターン2:各時間足のシグナルを別々に出す
続いてのパターンは、シグナルをあくまで環境認識として見るといったパターンでしょうか。
各時間足がどっちの方向なのかを確認したい場合に活用できると思います!
■例
・5分足のSMA 20/SMA 200のMA Signalと、1時間足のSMA 20/SMA 200のMA Signalを別々に設定したい
■設定方法
・MA Signalをチャートに2つ追加する
・1つ目のMA Signalに5分足のSMA 20/SMA 200を設定する
・2つ目のMA Signalに1時間足のSMA 20/SMA 200を設定する
上記の設定をすることでそれぞれの時間足を別々のシグナルとして表示できるようになります!
ただ、メインのチャートに2つ表示すると、かなり見づらいチャートになってしまうと思うので、それぞれ別のペインに表示することをおすすめします!
※この方法は、2/23(金)のクロユキさんYouTube Liveでもクロユキさんが実施していました。
パターン3:上位足のシグナルを表示し、MAは表示している時間足のものを描画する
最後のパターンは、シグナルは上位足、見えているMAは表示しているチャートの時間足を設定したいというパターンになります。
このパターンは、MA SignalのMA描画を非表示にして、Super Moving Average MTF(※他のMAインジでも可)を表示することで実現できます。
MA描画を非表示にする方法は前述していますので、ここでは割愛させていただきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
v2.0.0でさらに汎用的で機能が増えた反面、少し複雑に感じる人もいるかなと思います。
ただ、使い方や設定次第で無限の可能性を秘めているインジケーターだと思いますので、ぜひいろいろ試して検証してみて、自分にあった使い方をしてみてください!
MA Signalでの勝利報告が聞けることを楽しみにしています!!
(「#MAシグナル」を付けている人が多いので、#MAシグナルで時々検索して投稿見に行きます!)